奈良で伝統工芸に触れてみたい方へ
奈良観光をきっかけに、
- 奈良らしい体験をしてみたい
- 伝統工芸に触れてみたい
- 赤膚焼(あかはだやき)ってどんな焼き物?
- 実際に体験できる場所はある?
そんな方へ。
奈良の伝統工芸である赤膚焼(あかはだやき)を、
体験というかたちで触れられる場所があります。
奈良市・尼ヶ辻にある
陶芸・彫刻・アートのアトリエ wanto-fumi(碗と文)です。
wanto-fumi(碗と文/わんとふみ)は、奈良・尼ヶ辻にある
陶芸家・彫刻家・画家が運営する「小さなアトリエ」です。
それぞれのペースや興味に合わせて進められる、
ゆるやかな場所をめざしています。
初心者の方、おひとりでの参加も大丈夫です。
基本的な道具の使い方から、作品の仕上げまで丁寧にサポートします。
赤膚焼とはどんな焼き物?

赤膚焼は、奈良を代表する伝統的な焼き物です。
現在の赤膚焼の特徴は、
- やわらかな乳白色の地肌
- 上品な絵付け
- 茶道文化との関わり
「特徴がない」ことが特徴ともいわれる赤膚焼。
そのなかでも赤膚焼らしさを表すために、「奈良絵」を用いた絵付けがよく使われたよう。
赤膚焼のおおよその歴史
赤膚焼の発祥や歴史について分かっていないことも多く、ロマンが残るやきものです。
そんな赤膚焼の歴史をざっくりとみてみましょう。
古窯
奈良の五条山-伏見の地域は古くから良質な土がとれ、
古墳の時代から埴輪や器の生産が行われてきました。
今も住宅街のなかにひっそりと窯場の遺跡がのこっていたりします。
中世には寺社に納める土器をつくっていた「西京土器座」や「春日赤白土器座」が置かれていたといいます。
西ノ京は薬師寺や唐招提寺、春日は東大寺や春日大社といった大きな寺社が立ち並ぶエリア。周辺の寺社へ焼き物を納める職人が多くいたのでしょう。
五条山-伏見
観光地のならまちからは約7kmほどのエリア
埴輪の発祥とされる伝承や、古墳や土器をつくっていた土師氏(はじし)がいたとされる。
土師氏からは後に学問の神様として現在も祀られている、菅原道真などがでてきている。
旧窯
後に豊臣秀長が大和郡山の地に、常滑の陶工・与九郎を呼んで五条山独自の窯をひらいたとされています。
その後、小堀遠州(こぼりえんしゅう)が「遠州好み七窯」として指定し、茶道でつかう器が多く制作されるようになったそうです。
お茶の文化と共に赤膚焼は発展していきました。
小堀遠州(1579~1647)の好み
江戸時代初期の茶人・大名。現代も続く茶道「遠州流」を始めた人。
千利休や古田織部に茶を学び、優美さと茶の文化で受け継いだ詫びを融合させた「綺麗さび」という美意識を確立した。
綺麗さび「わび・さび」の精神に、美しさ、明るさ、豊かさを加え、誰からも美しいと云われる客観性の美、調和の美を目指した。
参考:遠州流茶道
新窯
江戸時代、大和郡山藩の藩主・柳澤堯三の庇護のもと、東の窯・中の窯・西の窯がひらかれたとされています。
その後、江戸時代の末期に赤膚焼を一躍有名にした奥田木白(おくだもくはく)が現れ、世に赤膚焼を広めました。
現在にも赤膚焼の特徴のひとつとなっている、乳白色の色合いは奥田木白の研究によるものが現在も続いているとされています。
その頃の赤膚焼は「諸国模物處(しょこくうつしものどころ)」として各地のあらゆる種類の陶磁器を注文制作していたといいます。
現代も続く「赤膚焼」
その後も時代の浮き沈みを受け、徐々に形を変えながら、
奈良の風土とともに現在まで受け継がれてきました。
奈良の焼き物として今も知られる赤膚焼 。
現代でも6軒の窯元と、窯元で技術を受け継いだ数名の作家が作り続けています。
つくられた器たちは華美すぎず、静かな美しさを変わらず持っています。
参考資料:
悠久の美と技 図録(奈良県立美術館)
赤膚焼 窯元・大塩昭山 パンフレット
赤膚焼を「見る」だけでなく「つくる」

奈良観光では、東大寺や興福寺、奈良公園などを巡り、歴史や文化に触れる方が多いでしょう。
そんな旅の中でおすすめしたいのが、「見る奈良」だけでなく、「つくる奈良」を体験することです。
赤膚焼の陶芸体験では、ただ器を作るだけではありません。
粘土を手でこね、少しずつ形を整え、自分だけの器を生み出していきます。
指先から伝わる土の感触や、少しずつ器が立ち上がっていく感覚は、写真を撮るだけでは味わえない特別な時間です。
そして陶芸には、「待つ」という楽しみもあります。
制作した作品は乾燥させ、焼成を経て完成します。焼き上がるまでには時間がかかりますが、
その時間もまた陶芸の魅力のひとつ。数ヶ月後、自宅に届いた器を手にすると、旅の思い出が再びよみがえります。
奈良で過ごした時間が、一つの器となって日常に残り続ける。
それは、お土産を買うのとは少し違う、自分自身の手で奈良の伝統工芸に触れた記憶になります。
wanto-fumiの陶芸体験

奈良市・尼ヶ辻にある wanto-fumi(碗と文) は、陶芸・彫刻・絵画を学べる小さなアトリエです。
wanto-fumiでは赤膚焼の窯元・大塩昭山で修行を終えた講師が陶芸を教えています。
陶芸体験では、
- 手でゆっくり形をつくる手びねり体験
- 陶芸ならではの醍醐味を味わえる電動ろくろ体験
をご用意しています。
「陶芸は初めてで不安」「うまく作れるか心配」という方でも、
一人ひとりのペースに合わせて制作を進められるので安心してご参加いただけます。
また、wanto-fumiでは少人数制を大切にしています。
観光地によくある、一度に多くの方が参加する体験とは異なり、
落ち着いたアトリエで土と向き合いながら、自分だけの時間を楽しめるのが特徴です。
講師との距離も近く、わからないことはその場で気軽に質問できるため、
陶芸が初めての方でも無理なく制作を進められます。
器をつくる時間そのものを楽しみながら、奈良の伝統工芸である赤膚焼に触れられる。
旅の思い出づくりとしてはもちろん、ものづくりの面白さを知るきっかけとしてもおすすめの体験です。
こんな方におすすめ
- 奈良の伝統工芸を体験したい
- 赤膚焼に興味がある
- 観光+ものづくり体験をしたい
- 1人で参加したい
- 将来的に教室に通うことも考えている
体験の流れ

Step1:予約
開催日をこちらから確認して申し込み。
Step2:当日参加
汚れてもよい服装でOK。
▶︎陶芸教室の服装はどうする?汚れ・持ち物の基本
Step3:制作
土に触れ、器を形づくる。
Step4:焼成後お渡し
完成品は後日郵送か現地で受け取り。
伝統工芸を、もっと身近に

赤膚焼は、博物館やギャラリーで鑑賞したり、お店で購入したりするだけのものではありません。
実際に土に触れ、自分の手で器を形づくることで、焼き物がどのように生まれるのか、
その工程や奥深さを自然と知ることができます。
思い通りに形ができなかったり、少し歪んでしまったりすることもあります。
しかし、その一つひとつが手仕事ならではの魅力となり、世界に一つだけの器になっていきます。
奈良という土地で、奈良の伝統工芸に触れ、自らの手で形にする時間。
完成した器には、旅の思い出だけでなく、その日過ごした時間や体験そのものが刻まれます。
だからこそ、赤膚焼の陶芸体験は「作品をつくること」が目的ではなく、
奈良の文化や風土を、自分の手を通して感じる体験でもあります。
観光名所を巡るだけでは味わえない、少し特別な奈良との出会いを楽しんでみませんか。
まとめ|奈良で赤膚焼を体験するなら
奈良の伝統工芸「赤膚焼」に興味があるなら、
- 奈良市内
- 少人数制
- 初心者歓迎
の wanto-fumiの陶芸体験という選択肢があります。
まずは体験から。
奈良の土に触れ、自分の手で器をつくる時間を持ってみませんか。
その一歩が、
奈良との新しいつながりになるかもしれません。

wanto-fumi(碗と文/わんとふみ)は、奈良・尼ヶ辻にある
陶芸家・彫刻家・画家が運営する「小さなアトリエ」です。
それぞれのペースや興味に合わせて進められる、
ゆるやかな場所をめざしています。
初心者の方、おひとりでの参加も大丈夫です。
基本的な道具の使い方から、作品の仕上げまで丁寧にサポートします。

